不動産の建築の制限について、役所でもらった書類や書籍で調べていると、時々、「特定行政庁により指定された～」というような表現が出てきます。
さて、特定行政庁とは何でしょうか？
特定の行政庁ですから、市役所や区役所など、「不動産がある地域の行政のことかな？」となんとなく思っている方も多いかもしれませんね。
実は、特定行政庁というのは建築用語です。
定義は建築基準法（第2条）に定められていて、建築主事を置いている地方自治体の長、を指しています。
ちなみに、建築主事も建築基準法で定められている役職で、建築確認を行う職員のことです。
つまり、特定行政庁とは、建築確認などの建築行政を行う権限を持っている地方公共団体の長、を意味しています。
